新たなプリンセスに酷評!ディズニー実写映画『白雪姫』は違和感だらけ

ディズニーは2025年3月に実写版映画『Snow White(白雪姫)』を公開、世界中から厳しい批判を受けることになってしまいました。
この映画に描かれているプリンセスは「リーダーになることを夢見る強い女性」であるとし、原作を否定しているとの意見も殺到します。
どうしてここまで非難されることになったのか、ディズニーは何を間違っていたのか…
今回は、史上最低の興行収入となった実写版白雪姫について深掘りしてみましょう。

 

 

白くない白雪姫!?ディズニーの新解釈が酷評

白雪姫役にブロンズ肌の俳優レイチェル・ゼグラーを起用することに対し、制作発表時から多くの批判がありました。
「雪のように白い肌」という名前の由来を「大雪のなか生き残った子ども」という設定に変えてまで、白雪姫のイメージを一新しようとしたのはなぜでしょうか。
アニメーション映画での白雪姫そのままの衣装やヘアスタイルに対し肌の色だけが暗いという違和感、子どもっぽいコスチュームがエキゾチックな顔立ちのレイチェルに似合っていないと感じる人も少なくありません。
さらに運命の人として、王子様ではなく山賊のリーダーである青年が登場。
その仲間の男たちが白雪姫と友情を結ぶ場面もあり、7人の小人と役割が被っているとの指摘もあります。
作品を観た人のなかには、「一体何を見せられているのか」という感想を持った人も多かったようです。

 

強いプリンセスはもういらない?世界は純粋なロマンスを求めてる

ディズニーは近年のアニメーション映画実写化で行き過ぎた「ポリコレ」が指摘されており、有色人種への過剰な配慮によって歴史や時代背景がないがしろにされていると主張する原作ファンも多いです。
一方、ディズニーは「男性に頼らず夢を叶える強い女性こそが美しい」との新たな価値観をゴリ推ししているとの指摘もあります。
2014年に公開された『マレフィセント』や2015年公開の『シンデレラ』では、自ら運命を切り開くプリンセスが登場しました。
ディズニーが描く真実の愛に憧れた世代の人たちは、王子様を必要としないプリンセスを受け入れることができるのでしょうか。
ラブストーリーのないプリンセスの一代奮闘記は、どうしても物足りなさを感じさせます。

 

物語の軸がブレブレ…酷評の原因はキャスティングだけじゃない

色黒の白雪姫だったとしても、ストーリーで納得させればここまでの酷評を招くこともなかったでしょう。
実写版『白雪姫』の最大の問題点はキャスティングではなく、ストーリーの弱さだと指摘する声も多いです。
白雪姫は強く賢い女性のはずなのに、悪い女王にそそのかされ、いとも簡単に毒リンゴを食べてしまいます。
あれだけ改変しておきながら、ここだけは原作通りにしようとするところに矛盾を感じます。
感情移入できなければ、新しいタイプの白雪姫を受け入れられないのも当然です。

 

 

実写版『白雪姫』について、
「原作とは関係のない、まったく新しい作品として観よう」
「これは白雪姫という同姓同名の、別のプリンセスの話だと思うべき」
などと揶揄する人もいます。
1937年に公開されたディズニー初の長編アニメーション映画『白雪姫』のすばらしさを再認識させる作品として、比較して楽しむのもアリかもしれません。

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