女性らしさを映し出す!映画監督ソフィア・コッポラ

ソフィア・コッポラという女性監督を知っていますか?
彼女の描く女性たちは「美しいけど毒がある」独特な魅力を見せてくれます。
特に若い女性のみずみずしさ、美しい姿の裏に秘めた情念や恐ろしさを表現しているソフィア・コッポラの作品は、女性監督にありがちな「おしゃれ」「かわいい」といった作品とは一線を画します。
今回はファッショナブルなだけでない、毒のある美しさで話題のソフィア・コッポラの作品をご紹介しましょう。

「マリー・アントワネット」

キルスティン・ダンストがマリー・アントワネット役を演じた作品は、その映像美から特に若い女性の人気を得ました。
今までの歴史物とは違い、女性の視点で見たマリー・アントワネットの孤独な心情が綴られています。
パステルカラーを基調とした衣装の数々、現代の女子の「かわいい」にも通じるようなシューズのデザインが話題にもなりました。
アカデミー賞の衣装デザイン賞も受賞し、女性監督の強みを見せつけた映画になったのではないでしょうか。

「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」

1966年の小説を原作とし、1971年に映画化された作品をソフィア・コッポラがリメイクしました。
男を知らない女子学生たちが住む寄宿舎に、1人の男性がやってくることから始まる女性同士の泥沼の心理戦が見どころです。
ソフィア・コッポラが得意とするドレスや小物にパステルカラーを織り交ぜる方法はファンタジーのような美しさを演出し、その可憐な姿に反するような欲望にまみれた女性の真の姿をさらに引き立てています。

「SOMEWHERE」

ロサンゼルスの高級ホテルが舞台のこの映画は、映画監督の父を持つソフィア・コッポラの幼少期がヒントになりました。
ハリウッドスターのジョンが、離れて暮らしていた思春期の娘クレオと過ごすうち、自分の人生をもう一度見つめ直そうとする心温まるストーリーで、ヴェネツィア国際映画祭にて金獅子賞を受賞しました。
ヒロインのクレオの等身大の演技のほか、キュートな衣装にも注目が集まりました。

初舞台作品!「椿姫」

オペラの名作として長きにわたって上演されてきた「椿姫」をソフィア・コッポラが演出することになりました。
舞台の衣装にはヴァレンティノを採用し、ベルベッドやサテンなど、重い印象を与える生地を使うことが多かったオペラでは珍しい、レースやシフォンの衣装を多用しています。
この衣装を「VOGUE」のスタイリストが絶賛し、ソフィア・コッポラの審美眼がますます注目されることになりました。

 

女性らしい感性で、映像や音楽にも独自のスタイルを持っているソフィア・コッポラ。
女性でいることの楽しさや辛さをリアルに、そして美しく映し出している数々の作品に、磨き抜かれたセンスを感じます。

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